シュクル・アン・ローズ(Sucre-en-Rose): panipopo & paniヴァンのこだわり

外国生活の長い日本人とフランス人カップルが、日本の片田舎にレストラン&ケーキショップを開店して…慣れない日本生活と初めてのお店に四苦八苦。試行錯誤で頑張ってます。

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フランスの田舎の夏の食事風景。

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今日は、paniヴァンの故郷の夏の様子をご案内します。題して夏の1日。笑 上の写真は、夏野菜をふんだんにあしらった、paniヴァンの創作ソース(レモン&グレープフルーツ、ケッパー、トマトのコンフィ、そしてジュ・ド・ヴォライユで作ったもの)をかけた鯛のソテーです。

異なった食材のハーモニーを探し出すこと。それも、新しい食材でも消化して、自分なりのスタイルでお料理を創り出すこと、食べること。食生活に貪欲なフランスは、他の面では保守的ですが、食に対してはオープンマインドです。

日本では、食育は、学校ではなされていないと思いますが、フランスでは、小学校などで有名なシェフを招いて食育のプログラムがあります。

もちろん、現代の母親はどこの国でも忙しい事と思います。とりわけキャリアを持つ母親が多いフランスでは、専業主婦の方が珍しいですから、冷凍食品オンリーを扱うスーパーも大都市にはあります。仕事帰りに寄って、そこで買い物して温めるだけという場合も多いことでしょう。

だからこそ、食育の時間が学校生活にあるのかもしれません。

paniヴァンが料理の道に入ったのは、双方のおばあちゃんがお料理が上手で、いろんなものを手作りする派であったこと。そして、母親も然りという環境で、美味しいものを食材から見つけ出して選んで作り出すというお手本が回りにいたからなのかもしれません。義母は、ちゃんとフルタイムで働いているのに、2人の男の子が成長する過程において、週末を利用していろんなものを手作りして育て上げました。

ひとりは料理の道に、そして、もう一人はマクドナルドも好きな現代っ子に育ったのですが、母親の作る料理は、どちらもきっと最高だと思っているに違いありません。

前置きが長くなりましたが、フランスの片田舎のある日を食生活を混ぜて、紹介します。特に8月はバカンスに入っている人ばかりなので、1ヶ月みんなゆったりと過ごします。旅行に出る人たちもいれば、故郷に帰って来る子供たちを待つ家庭もあります。でも、夜遅くまで明るいので、みんな思い思いの夏休みを迎えるのであります。

朝、太陽が昇ると同時に外に出てみると…

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もやが立ち込めて、ひまわり畑も何やら神秘的!

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朝露がしたたるほどで、庭のリンゴもトマトもすっかりと濡れています。

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静かな朝ごはんは、フランスの場合、とても簡単でカフェ・オレや、コーヒー、あるいは私の場合は紅茶を大きなボウルで飲んで、タティン(フランスパンを縦長に切って、トーストしたり、ジャムを付けたりしたもの)を食べるだけ。あるいは、シリアル(アメリカ的!)や、ブリオッシュやヴィエノワズリー(クロワッサンや、パン・オ・レザンなど)を食べたりします。けっこう、コーヒーだけで終わってしまう人も少なくありません。

そこから1日の始まりです。

この日は、まずはマルシェに。新鮮な魚を買ったり、野菜や果物を買ったりします。

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手前の小さな黄色のフルーツがミラベル。プラムの甘いものになります。これはフランスの代表的な夏のフルーツのひとつでもあって、これでお酒もありますよ。タルトにすると、素晴らしいです!

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こうやってマルシェで買って来たものは、すぐに調理されます。ランチは、生きのいいサバのバーベキューグリルです。お庭のハーブをたくさん摘んで来て、焚き木で焼く係りはお義父さん。

ブルターニュ産のムール貝を蒸し煮にするのは、料理上手なお義母さん。これに庭で採れた完熟トマト(味が濃くて、甘くて美味しいです!!!)と、同じく庭で採れたイタリアンパセリと玉ねぎのサラダ。リコピン酸たっぷり!

デザートは、やはりマルシェで買い求めた夏のフルーツ、ガリゲットと呼ばれる甘いジューシーな苺。フランスでは苺は、夏のもの。ボウルいっぱいに出て来て、これでおなかもいっぱいです。

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近くのブドウ園に腹ごなしのウォーキングに出かけて、ブドウのなり具合を調べて来ました。ここら辺は、ボルドーから1時間、サンテ・ミリオンから40分ほど、メドックも近く、またあのコニャックは車で25分程度なので、ブドウ畑がたくさんあります。こちらは珍しく白いブドウ。育つブドウがほとんど赤ワインのためだからです。

おばあちゃんの戒めを破って、こっそりとこのたわわに実るブドウの一粒をもぎって、よく拭いてから食べてみると、うまい~!おばあちゃんによると、普通、ワインのために育つブドウは農薬が、たくさんかかっているから、食べるなというわけです。(美味しいんですが!)もちろん、ビオ(BIO=有機農法)で育つワイン用のぶどうもありますが、わずかです。ビオと言っても、隣近所の畑で、農薬を撒けば、それが風で飛んで来て完全なビオではなくなるというのが、おばあちゃんの持論でもあって、なかなか手厳しいです。


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夕方近くになっても、まるで真昼間のようです。フランスの夏は夜の10時ごろになるまで、明るいのです。

村の広場では、ペタンクのゲームが始まります。このおじさんたち3人がこの村を仕切っている感じなのですが、右端が義父です。今、手術をボルドーの病院で受けるために入院中です。早く良くなりますように…

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paniヴァンもペタンクに参加しました。

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ひまわり畑もまだまだ明るいです。

私とお義母さんは、夕ご飯の支度を始めました。と言っても、私が作ったのは、今朝のマルシェで買ったペッシュ・ド・ヴィーニュ(赤い果肉が特徴)のコンポート。この赤さが、この桃の特徴なんですよ。自然の色!

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夕ご飯も外の庭にしつらえたガーデンテーブルで食べます。太陽好きなフランス人の夏の間の習わしです。でも、夕食は夜の8時過ぎから通常始まります。これが普通です、どこの家庭でも。

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今夜は簡単に、セップ茸の炒め物(セップは、日本のいわば、マツタケに当たるキノコ。これはお義父さんが採って来たものを冷凍してあったもの)と、シャキュトリ、チーズ各種とトマトサラダ、そしてバゲットになりました。

この肉厚のセップは、本当に美味しいです!冷凍ものでも美味しいのは、やはり採れたてを冷凍するからですね。

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そして、これは義母が作った生ハムです。大きな塊で春先に作ると、約2年後に食べられるというわけです。毎年作るので、なくなることもなく、通年中、食卓を飾ります。実際に作るときに立ち会ったことがありますが、海塩の量のものすごいこと!スパイスもいろんな種類を揃えて作ります。

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さて、この日の締めくくりは、義母の作ったクレープと私の作ったコンポートと、フロマージュブランのデザートです。

こんなふうにフランスの田舎の夏の1日は終わりました。出来るものは自分たちで作れば安全で美味しいものを作れるという姿勢は、代々受け継がれているようです。保存料もなし、出所が分かる良い食材で作ること。それを食べる楽しみ。少なくても、paniヴァンの家族の間では、自然に家庭で食育されていたということだと思います。





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テーマ:日々の暮らし - ジャンル:ライフ

  1. 2012/08/23(木) 08:19:26|
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Author:Sucre-en-Rose
日本の田舎に海外生活の長~い日本人とフランス人カップルがレストラン&パティスリーショップを開店。フランス帰国後の慣れない日本生活と開業に四苦八苦。こだわりを持てば持つほど、大変だけれど、そんなこだわりを見せながらミシュランスターシェフ経験を持つpaniヴァンとお菓子の夢先案内人、panipopoがつぶやきます。

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